特定の動画サイトやSNSを利用した際のデータ通信量を料金プランの通信容量から差し引かず、見放題にする「ゼロレーティング(カウントフリー)」という携帯電話の利用料金システムをご存知ですか?
このシステムは、例えばソフトバンクでは「ウルトラギガモンスター+(プラス)」というプラン名でYouTube、アベマTV、LINEなど10の動画サイトやSNSを毎月定額の通信料で使えるシステム。
現在、一部の格安スマホ事業者も無料や月数百円程度でLINEやYouTubeなどが使い放題になるサービスを展開しています。
動画サイトやSNSをたくさん利用する利用者にとっては、かなりお値打ちなこのプラン。
しかし、2月19日、総務省は電気通信事業法に基づく指針を作って一部を規制する方針を固めました。
総務省が規制する理由は、ゼロレーティングの対象になった大手動画サイトやSNSの利用者が伸びる一方で、中小の事業者は不利な立場に置かれ、公正な競争を妨げるとの懸念が出ていることから。
先日、GAFA(google、Apple、Facebook、Amazon)の驚異についてお伝えしましたが、
このゼロレーティングシステムはそのGAFAの権力をより強くしてしまうシステムなので、個人的には以前からすごく危機感を抱いていました。
AI技術への出遅れが目立つ日本。
こういった法整備をコツコツと進めることで、日本から新たな世界のトップ企業が輩出されることを願いたいですね‥!