インドの政策、メイクインインディアとは?
今、インドのモディ首相が強く推し進めている「メイク・イン・インディア(make in india)政策」。
この、メイク・イン・インディア政策はインド各地で「インドで作られたものを買おう!」を合言葉に、海外企業の誘致を拡大させて着々と「made in india」と書かれる商品を増やしている政策。
海外企業を積極的に誘致することで海外からの投資を集め、尚かつ雇用も促進されて失業率を減らすことができます。
すなわち、単純な政策でありながらもインドの経済成長に大きく直結している政策。
例えば、家電業界ではHaierやSAMSUNGなどを筆頭にインド工場を設立し、「made in india」と書かれた製品をインド国内で販売しています。
「インドで作られたものを買おう!」
ーーこの政策、インドの人口や成長率を考えると、とても賢い政策だと思いませんか?
そんなメイク・イン・インディア政策ですが、日本ともどうやら関連が深いようですよ。
日本はどうインドと協力していくべき?メイクインインディア政策を活かす日系企業の戦略
日本企業では、メイク・イン・インディアに便乗しPanasonicなど大手企業を中心にインドでの売上を伸ばしています。
Panasonicはインド人によるインド人に向けた洗濯機などの開発を現地で進め、カレーの汚れが落ちやすい「カレーモード」が搭載された洗濯機の販売などをおこなっています。
また、モディ首相はこう語っていることにも注目。
「インドはAIやIoT、3次元プリンター、ロボティクスなどのテクノロジーを活用しながらインダストリー4.0に急速に向かっています。特に、電動モビリティにおける協力は、日印両国に多くのメリットをもたらすでしょう」。
インドといえば、バンガロールを中心にソフト開発が得意。逆に日本はハード面の開発が得意ですよね。
AIやIoT技術の開発面で、インドと日本は良好な関係を築けることをモディ首相も望んでいるようです。
日本としても大国インドとの関係を良好に保ち、共同でプロジェクトを遂行していけるようになっていくことが望ましいのかもしれません。
メイクインインディアに対する個人的な意見
このメイク・イン・インディア政策、個人的にはすごくいい政策だな〜と感じています。 日本でも真似すべき箇所がたくさんありそうです。
10年近く前にインド最貧エリアと呼ばれるエリアの村にしばらく一人で滞在した経験がある私ですが、
若い子たちに大人気の将来なりたい職業は「エンジニア」でした。その理由は、カースト制度的にエンジニアはすごく働きやすいからだよ〜みたいなことを言っていたことが印象的でした。
このようなインドならではの宗教的背景を裏に持ちながら、発展を進めるインド。
日本とインドの今後の友好関係にも注目していきたいです。
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当記事が掲載されているWEBメディア「View.cafe」にメイクインインディアの名古屋版があります。
その名も「メイドイン名古屋を買おう!」。
名古屋情報がたくさん!ぜひ見てみてください!