日本でも徐々に開発が進められるAI。お隣の国、韓国では政府が“災害予測システムAIの開発”に6億円を投じ、開発を進めています。
本日は災害予測するAIや、国家のAI計画についてお伝えしていきます!
AIが海霧を予測
海霧の被害が多い韓国で、AIを使った“海霧予測システム”が発表されました。開発したのは国が管理する海洋調査院。
海洋調査院は、2年前の2016年から釜山港、蔚山港など全国主要11港に海霧の観測所を設置し、データを収集。その後2年間の研究期間を経て、海霧が発生する可能性を予測する技術を開発しました。
今回の発表で一部の港で試験的に提供されることが決定。海洋調査院のホームページでは、現時点から3時間後、6時間後、12時間後の海霧発生確率がそれぞれ確認できようになっています。
テスト事業終了後は計6港の海霧発生予測も確認できるようになる見通しです。
地震の二次被害を食い止めるAI開発
韓国では地震の二次被害を食い止めるAIプラットフォームの開発にも、政府予算が投じられることが決定しています。
2017年に浦項で大規模な地震が起き、余震被害や今後の対策に懸念が生じています。そこで、民間企業が政府支援を受ける形で、地震の二次被害を防止するAIプラットフォームの開発が決定しました。
目標は地震や余震などによる二次被害の拡大を防ぐこと。韓国政府は、6億円をこのAI開発に投じる予定です。
今後、国のAI戦略がはじまる?
今回は韓国を例に挙げましたが、実はアメリカやインド、中国を始めとする様々な国でAIの開発が国家レベルで進められています。
日本での開発事情はあまり表面化してきてはいませんが、今後どの国でも国の予算を投じてAI開発が活発に進められていく流れとなりそうです。
そう考えると、ベーシックインカムが世界の常識になる日も近いのかもしれませんね。今後も国単位のAI開発に大注目です!