今最も目が離せない、人口13億人の大国インド。インドでもキャッシュレス化が浸透し始め、スマホや携帯ひとつで決済する流れが広がり始めました。
ソフトバンクがインドのキャッシュレス化を進める企業「paytm」に14億円もの額を投資し、益々インドのキャッシュレス化は進む傾向にあるようです。
本日はキャッシュレス化が進むインドについてお伝えしていきます!
paytmが目指すのは2020年までにキャッシュレス化人口5億人!
インドで電子決済サービスを展開するpaytm。このpaytmの主流決済サービスはスマホや携帯で決済するサービスシステム。今や露店でチャイを売るチャイ屋さんまでもキャッシュレス化を主流としており、客はチャイの支払いにpaytmのマークがついたコードを読み込むだけで支払いが完了します。
また、paytmはソフトバンクから14億円もの出資を受けており、2020年までにインド内でキャッシュレス化人口5億人を目標に掲げています。
なんともすごい勢いですね。では、なぜインドは急激にキャッシュレス化が進んでいるのでしょうか?
カギは紙幣への信頼喪失
インド政府がキャッシュレス化に向けて行った取り組みは、高額紙幣をいきなり廃止したこと。政府による高額紙幣の廃止は国民に「お金はある日突然紙切れになってしまう…」というインパクトを大きく与え、インド国内では急激に紙幣を持たない人が増えたそうです。なんともインドらしい取り組みですね。
また、インド人も私たち日本人と同様にキャッシュレス化への移行には不安があったそうです。しかし、現金を持ち歩くこと自体も盗難やニセ札などのリスクもあるわけで、結局は電子マネーであっても現金であってもリスクは変わらない、という印象を持っている方が多いようですよ。
農村部でもキャッシュレス村が誕生
インドのキャッシュレス化の波はすでに農村部まで広まっており、露店でお菓子ひとつ購入する際も携帯に支払い金額と決済先の電話番号を打ち込んで決済します。また、お布施までも現金ではなくpaytmでの決済が普及しているそうですよ!
未来のキャッシュレス化の経済規模は110兆円
世界で進むキャッシュレス化の波。なんと、世界のキャッシュレス決済の経済規模は110兆円を上回る予測もたっています。日本にいるとそんな未来がくるなんて予想しにくいですが、世界の動きは少しずつキャッシュレス化に向けて動き出しています。
また、ソフトバンクが14億円も出資しているのも気になるところ。今後ソフトバンクやpaytmの動きにも注目していきたいと思います!
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